挽きたてのコーヒーっていい香りですよね。キャンプで焚き火にあたりながら 、 寒く澄んだ空気の中熱いコーヒーを飲むとどんなに美味しいことだろう…。てなわけで、今回は挽きたてコーヒーを楽しみます(´・ω・`)
コーヒーを淹れる道具
コーヒーミル
まずはコーヒーミルですよね。ハリオのコーヒーミル・スマートG、MSG-2を購入しました。
パーツ構成
左から、ハンドル、フタ、粉受け、豆入れ、バネ、臼、ネジ。パーツ構成はこれだけで、分解、組み立ては簡単なので掃除は楽です。
コーヒー豆を挽いた後はざっとみずで流せばすぐキレイになります。
ドリッパー
コーヒーをこすのに使います。買ったのは紙フィルターを使うタイプ。紙フィルターが不要なタイプもあるのですが、キャンプ場では掃除が面倒なのと、お湯がすぐカップに落ちてしまうのでこちらにしました。(ワールドクリエイト ViV ドリッパー コーヒー 折りたたみ 2カップ ブラック 60002)
1,000円くらいすることもあってか意外と重くがっしりしている。お湯を入れても安定している。
上から押さえつけるとコンパクトに折りたたむことができる。面積は広いがキャンプ用としてこの縦のコンパクトさはよいですね。
穴は1~3つありシリコン製の栓で調節可能。紙フィルター内での滞留時間を変えることができ、濃さを調整することができます。
シリコン製なのでで土に落とすと汚れる。というか、として汚れた。アウトドアだしまあパッパと払って気にしない。その辺はご愛敬。気にしてたら屋外で飲食は難しいですしね。
紙フィルター
1~2杯用です。もっと大きくてもよかったかな。
コーヒー豆
こだわりの豆を見つけましょう。最初から高級なのを買うとステップアップする楽しみがなくなってしまいます…。個人的には酸っぱさ控えめで苦めなのが好きです。
マグカップ
冬キャンプはいうまでもなく寒いです。保温が効くマグカップがあると熱いコーヒーが長く楽しめます。
真空マグカップほどではないけど、こっちのがアウトドアっぽくて好きかな。シングルよりダブル構造のマグカップのほうが保温が効きます。
蓋もあるよ
ケトル
お湯を沸かさないといけないので、ケトルが必要です。ついでにフライパンと鍋がセットのクッカーを買っておけばキャンプ飯作りたくなった時にも使えます。Amazonで「Overmont DS-300」を購入。2,680円とは思えない充実さ。フォーク、ナイフ、スプーンは金属製でナイフにはちゃんとギザギザが入っています。
カラビナがついてるのでツーリングバッグの外にひっかけることができます。メッシュの袋にも若干余裕があるので、紙フィルターとドリッパーを入れています。
ウォータータンク
何度も水を汲みに行くのは面倒なのでウォータータンクがあると便利です。キャプテンスタッグのウォータータンクを買ってみました。折りたたむことができるので結構便利ですね。
バーナー
バーナーは外でお湯を沸かすのに必要です。最近はAC電源が使えるキャンプ場がありますが、バイクで電気ポットを持っていくわけにもいかないのでバーナーがいいですね。 バーナーには、OD缶を使うものとCB缶を使うものがあります。
CB缶
ご家庭でよくみかけるカセットボンベです。
- 入手しやすい(家の中から持ち出し、コンビニで入手)
- 安い(1本100円未満で入手可)
OD缶
OutDoor缶ですね。ずんぐりした形がいかにもアウトドアっぽい見た目をしています。
- 入手場所が限られる(専門店やネットショップ)
- 高い(ものによるがCB缶と同容量の250gが600~800円)
- コンパクトでクッカーの中に入れられる場合がある
- CB缶と比べて火力が高い(どちらかというと器具側の話)
- ストーブやランタンなど他のアウトドア器具に使いまわしやすい
寒さに強いのは
OD缶のほうが CB缶より低温時に強い…とは一概には言えないようです。
ガス缶に使われるガスの種類はプロパン、イソブタン、ノルマルブタンの3種類です。違いは何かというと、気化する温度です。一番気化しやすいのはプロパン(−42.09°) 、次にイソブタン(-11.7°)、気化しにくいのがノルマルブタン( -0.5°)です。
つまり、低温時の強さはOD缶、CB缶で決まるわけではなく、気化しやすいプロパンやイソブタンが多く混合されているかで決まります。OD缶、CB缶ともにノーマルタイプ( 気化しにくいガスで構成 )、ハイパワータイプ(気化しやすいガスで構成)が存在します。
ノーマルタイプのCB缶はノルマルブタンのみで構成されていることが多いのに対し、OD缶はノーマルタイプでもイソブタンが混合されていたりすることを考えるとOD缶のほうが寒さに強いと言えるかもしれません。
ちなみに氷点下になるとノルマルブタンで構成されるノーマルタイプのCB缶ではガスが気化しないため点火しません。実際のところ、20°くらいが適温で、10°を下回ると徐々に気化する量が減るようです。このような環境で使用するときには、プロパンが混合されているハイパワータイプを選びましょう。
火力があるのは
ノーマルタイプよりもパワーガスを使ったほうがガスが気化する量が多く火力が上がります。ただし、バーナー側が処理できれば、という条件が付きます。基本的には、OD缶を使うバーナーのほうが高火力な製品が多いようです。ですが、CB缶を使うバーナーでも高火力を謳う製品があるようなので器具によるといったところでしょう。
どれを選ぶか
私はイワタニのカセットガスジュニアコンパクトバーナーと、プロパンの入ったパワーガスを選びました!
理由は、そこまで使わないので缶の劣化が心配。比較的暖かいときにはノーマルタイプのCB缶で節約できてカセットコンロにも流用できるからです。 それから評判も良く、安いのも理由の一つです。
イワタニのバーナーを買った後に目移りしたのが、SOTOのレギュレータストーブ ST-310です。独自のマイクロレギュレーターが低温時にもいい感じに火力を安定させてくれるそうです。ゴトクが大きく鍋などを乗せやすく、組み立てもすごく簡単です。少し値段は高めですが、こちらも定番ともいえる大人気の製品です。 先に知ってたらこちらを買っていたかもしれません。
もし、OD缶タイプのバーナーを買うとしていたら、PRIMUS(プリムス) P-153 ウルトラバーナーです。ウルトラという名前が付くだけあって火力は相当なものです。登山もするならこれを買っておけば間違いなさそうですね。
もう一つ変わりダネとして紹介したいのが、ソト(SOTO)のMUKAストーブ SOD-371です。こいつの何がすごいかというと…なんと燃料が自動車用ガソリンが使えるのです!もしかしたら、緊急時のリザーブタンクとしても使えるかもしれませんね。
コーヒーを淹れてみる
前置きが長くなりました。そろそろ本題のコーヒーを淹れてみたいと思います。
コーヒーミルの蓋をあけ、半分くらいまで豆を投入します。
ハンドルは思いのほか軽く、豆がひっかかる感じもなくスムーズに回ります。遠目に風景を眺めながらゴリゴリ。うーんいい香りじゃ(´・ω・`)
お湯を沸かしつつ、ドリッパーにコーヒー粉をセット。
お湯が沸いたので、とぽとぽとゆっくりと注ぎます。
さて、いただきますか。
ふう(´-ω-`)おいしい…
澄んだ空気の中、焚火と雲海を眺めながら淹れたてのコーヒーを飲む…なんて贅沢な時間なんだと思いながら優雅な一日を過ごしたのでした。