以前から車には自分でガラスコーティングをDIY施工していたのですが、撥水能力が落ちてきたので再施工することにしました(´・ω・`)
雨地味で残念な感じのドア↓
ただ、ガラスコーティングの液剤は車一台に使うには多すぎるので、バイクにも使えるのでは!?と思い今回試してみました。
※以下の内容は私独自の私見です。
コーティング剤の選定
コーティング剤には大きく分けて二種類あります。
硬化型コーティング剤
硬化型コーティング剤は、小傷を防止に向いています。
撥水と防汚能力もありますが、どの製品も6カ月~12カ月程度で能力は失われます。
「ガラスは撥水するイメージがあるのに意外と短い」と思われるかもしれません。確かにガラスの内部は疎水性なのですが、表面は親水性です。車の窓ガラスやお風呂場のガラスも1年も経たないうちに汚れるのがよい例かと思います。
撥水の効果がなくなれば塗りなおせばいいのですが、施工に手間がかかることや値段が高価なことからあまり現実的ではないです。一度施工してみるとわかりますが、かなり面倒です。
クリスタルプロセス ハイテクX1 ダイヤモンドコート
今回購入したガラスコーティング剤です。持続時間7年以上続くことが売りです。
効果のほどはよくわかりませんが、まあ7年も期待はしていません。小傷から守ってくれればそれでよいです。塗った後のぬらぬらのツヤツヤがたまらなく良かったです。
メーカーによると、同社のハイテクXボディーコート剤-8500を先に塗ることを推奨しているようですが、省略しました。
ガラコート パーフェクトセット
前回車のガラスコーティングに使用した液剤です。5年間ノーワックスを謳うものの撥水効果は6~9カ月くらいでした。この製品が悪いというわけではなく、硬化型のガラスコーティングはどの製品もこんなものかなと言った感じです。青空駐車なのも寿命を縮める原因だったとは思います。
小傷防止については効果は続いているかもしれません。
簡易型コーティング剤
簡易型コーティング剤は、水性と防汚に向いています。
製品によって異なりますが、効果は3カ月前後を謳う製品が多い印象です。
よく見かける「ガラス”系”コーティング剤」の主な成分は、「シリコーン」です。シリコーンは撥水性と防汚に優れており、塗りやすいことが特徴です。傷に対してはあまり効果はありません。
AZ(エーゼット) ガラス系コーティング剤
Amazonでベストセラーの製品です。効果は1カ月程度です。施工する際は、なるべく車体が乾いた状態で施工するのがよいそうです。本体価格が価格が安いのでとりあえず試してみたい方に向いているかと思います。自分は買わないかな…。
カーピカイズム イージーグラスコート
効果は3カ月程度です。この製品の特長は、車体が濡れたままで塗って良いとのことなので洗車後の水滴を気にせず濡れることです。重ね塗りすることで層を厚くできます。マイクロファイバーもついており、容量に対してお手ごろ価格となっております。とりあえず私はこれを買い車で試しています。
主な原料はケイ素化合物(おそらくシリコーン)とイソプロピルアルコールです。においを嗅ぐと強いアルコール臭がします。かなりイソプロピルアルコールを配合しているようです。
信越化学工業 シリコーンオイル KF-96-50cs
最初に述べた通り、ほとんどの簡易コーティング剤はシリコーンです。「じゃあ、最初からシリコーン買えばいいんじゃないか?」と考え、買いました。実際に、車のコーティングに利用されている方もいるようです。また別の機会に試します。
先に述べたイージーグラスコートと同様(というか当然)、シリコーンも重ね塗りで効果を高めることができます。理屈は恐らく「焼き付け処理」によって硬化しているものと思われます。太陽下で温度を上げることによって定着するのではないかと予想しています。
そのまま塗ってもかまいませんが、車体に塗りやすいようにイソプロピルアルコールを混ぜてたりするのもよいでしょう。(混ぜすぎると塗装にダメージを与えます)
安価なシリコーン原液を使うか、メーカーが配合したコーティング剤を買うかは個人の判断と言ったところですね。
なお、同じような製品で「KF96-350CS」がありますが、こちらは粘度が高く塗る際に液剤が伸びないのでお勧めできません。
どちらを選ぶか
どちらか片方でもいいですが、まずは硬化型を下地として形成して、簡易型を洗車時など定期的に施工して撥水性と防汚を保っていくのが良いかと思います。
まずは洗車で綺麗にしよう
硬化型コーティングが残っている場合には、コーティング剤を落とすシャンプーなどであらかじめ落として下地作りをしておいてください。
車体は入念に洗車をしおきます。
洗車後は、タオルなどで水滴をしっかり取り除き乾燥させます。
ガラスコーティング剤を塗布する
必要なものは、コーティング剤、塗り込みスポンジ、拭き上げ用マイクロファイバー(荒、細、極細の3枚)です。
炎天下で作業をすると、あっという間に液剤が硬化してしまうため、曇りの日、早朝、夕方にカーポートの下など日陰で作業しましょう。
今回は、クリスタルプロセス ハイテクX1 ダイヤモンドコートを使用します。スポンジとファイバータオルは別の製品のものを流用しました。
以下の作業を、ウィンドシールド、フロントカウル、右サイドミドルカウル、右アンダーカウル…など各パーツごと繰り返します。一気に全体に塗ってはいけません。
塗り込みスポンジに少しだけ液剤を付ける
液剤は多ければよいというものではありません。
多ければ拭き取るのに時間がかかりムラになりやすいので、必要十分な量を染み込ませてください。
各パーツに薄くまんべんなく塗る
拭き上げ用マイクロファイバーで拭き上げる
イメージが付きにくければメーカー公式の動画を確認してください。
硬化するのを待つ
黒の樹脂に塗るとよくわかるのですが、
「新品か!」
というほど色に深みが出てヌラヌラの艶々になります。これだけで塗った価値があったなと思ったくらいです。
ここから夏場は4日、冬場は10日ほど硬化するのを待ちます。この間、水や雨に濡れないように注意してください。
硬化後はこんな感じに水が玉みたいにかたまります。
最後に、拭き上げに使用したタオルは必ず綺麗に洗ってくださいね。
でないと、撥水タオルが出来上がります!
まとめ
車より面積が少ないので楽なのかと思ったら、細かいパーツや凸凹が多くて意外と大変でした。しかし、ムラもなくヌラヌラの艶々になり、満足のいく仕上になりました。
業者にお願いすると5万円以上かかります。
しかし、自分で施工すると液剤と塗布する道具合わせて8,000円強(硬化型コーティング剤、クロス、スポンジ)くらいで済みます。
また、バイクだけだと液剤もかなり余りるのでヘルメットや他のバイク、車にも使うことができます。
皆様も是非ガラスコーティングお試しください(´・ω・`)b
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